DICOM(Digital Imaging and COmmunication in Medicine)はCTやMRIなどの医療画像ファイルや通信プロトコルの標準規格。ウィキペディアによるとメーカーごとに細かい違い(方言)が多い規格のよう。
自分で規格書を読んでパーサーを書くのは不可能なのでライブラリを利用していく。ライブラリの選定基準として
- 保守されていること
- ライセンスが適切なこと
- 理解を超えるほど複雑なAPIになっていないこと
- stackoverflowなどで情報収集できる程度に有名なこと
- C++、pythonで利用できそうなこと
- 十分高速であること
- OSSであること
くらいが挙げられる。
名前 | 言語 | ライセンス |
---|---|---|
Grassroots DICOM(GDCM) | C++ | BSD License, Apache License V2.0T |
DCMTK | C++ | BSD |
pydicom | Python | MIT |
実装が簡単という要求を満たすものは残念ながらなさそう。。pydicomはC++に移植していく際に問題が起きないか精査する必要がある。
規格やその他説明については
- RadRoom: DICOM形式のわかりやすい説明
- DICOM in Python: pydicomで読み込みからmatplotlibでプロットするところまで
- 簡易DICOM Viewerをつくろう
可視化するだけなら実装やライセンスは関係なく、
- MITK
- OsiriX
- YAKAMI DICOM ツール集
- DICOM Viewer - 村瀬研究室 - 名古屋大学
- ImageJ
など様々な選択肢がある。